地球温暖化防止から生まれる、意外な経済的効果

地球温暖化の解決策とは?温暖化防止の意外な経済的効果とは。

 

パリ協定で、地表の温度を産業革命前より1.5度以上高くならないようにするという大きな目標が掲げられました。

 

この目標の達成のためには、多大な額の投資が必要になります。

 

果たして世界の各国は、そんな大金を出してまで地球温暖化対策に取り組むでしょうか?

 

では、世界各国で地球温暖化のための取り組みが行われるためにはどんな風に説得したらよいのかというと、相手にメリットを提示することです。

 

営業の基本ですが、相手にメリットがある(すなわち、Win-Winの関係)だと、相手を説得しやすくなります。

 

そう考えたコロンビア大学の研究者たちは、地球温暖化の対策をすることによってどれほどの経済的価値が生まれるのか?ということを計算しました。

 

地球温暖化の対策がどれくらいお金を生むのか?ということですね。

 

今回は、その研究の結果について、わかりやすく解説していきます。

 

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https://wemee.jp/20health/

 

参考になった論文:https://www.nature.com/articles/d41586-018-05198-7

 

どのようにして経済的効果を測るか

どのようにして経済的効果を測るか

 

地球温暖化対策の経済的効果を測定するため、その指標はGDP(国内総生産)を使います。

 

GDPは、商品やサービスの市場価格が適切につけられている仮定(現実世界が続くという仮定のもと)を使って、経済的効果を測ることができる便利な指標だからです。

 

GDPという指標の弱点

 

ただし、GDPには決定的な弱点があります。

 

それは、化石燃料の価格などについては、地球温暖化や環境を壊してしまうというコスト分が反映されない(仮定があるため、単純な需要のみによって価格が決定されてしまう)という点です。

 

本来なら、地球温暖化を増進したり、環境を破壊してしまう分のコストを市場価格に上乗せして販売されている(消費者から回収されている)が、GDPの計算上はその分が考えられていないということですね。

 

しかし今回の研究では、この決定的な弱点が最大のメリットとなりました。

 

この、考慮されていない分を計算できるので、地球温暖化によってかかるコストを差し引きで計算できるのです。

 

研究の結果。温暖化対策で生まれる経済的効果

研究の結果。温暖化対策で生まれる経済的効果

 

実際に行われた研究の結果、地球の表面温度の上昇を1.5度以内に抑えることで、世界のGDPが約20兆ドル増加することが分かりました。

 

研究の結果に対するポジティブな指摘

 

とはいえ、この数字を鵜呑みにするのは良くないとの声もあります。

 

ただ、ポジティブな声が多く、経済的効果はもっと大きくなるのではないか?といわれています。

 

過去の気温とGDPを使用して計算していますが、気温が年々上がっていくにつれ、世界からはクリーンエネルギーを使用した革新的な商品やサービスも台頭するようになっているからです。

 

そんな革新的な製品やサービスの登場を予測できない以上、正確な予測は不可能であるとともに、地球温暖化対策にかかるコストは今よりもっと小さくなると指摘されています。

 

研究の結果に対するネガティブな指摘

 

一方で、研究の結果に対するネガティブな指摘があるのも事実です。

 

過去の気温等から、年々の気温上昇率を計算して将来の気温とそれが地球に与える影響を予測することは可能ですが、地震や津波などの気候変動は予測できないのも事実です。

 

これらの予測できない気候変動によって失われるGDPが考慮されていない点が、不明瞭であるとの指摘もされているようです。

 

地球温暖化に人類が適応する可能性も示唆されている

 

そもそも、このような気温上昇に人類が適応していくのではないか?という議論もなされています。

 

もしそうなった場合、農作物なども品種改良が行われ、どんな気候にも耐えうる強い品種が多く生産されることになるといわれています。

 

その結果、農作物などが安定供給されるようになれば、原材料価格の大幅な上昇はなくなるため、それこそ大幅な節約になるのではないかといわれています。

 

まだまだ続く研究の中で、我々は何をするか

まだまだ続く研究の中で、我々は何をするか

 

地球温暖化に関する研究が多数行われる中、私たちにできることは何なのでしょうか。

 

何ができるかではなく、何をするかという意識

 

地球温暖化に対して何ができるかというより、まずは、何をするかという意識を持つことが大切だと思っています。

 

https://wemee.jp/20health/

 

こちらの記事でも似たようなことを書いていますが、例えば、健康に気を付けなくてはと行動することが、健康資産の構築につながるのです。

 

健康に気を付けて行動する自分の親をみて、もっと健康に気を付けて行動する子が育つのです。

 

これがどんどん連鎖していって、何十年後かにはみんなが健康でいられる社会が作られていきます。

 

この点は環境についても同じで、環境に優しい製品を買ったりなどの行動を他人に見せることで、連鎖していくのです。

 

Wemeeというこのサイトも、環境配慮型製品を紹介してみんなに買ってもらうことで、世界がどんどん良くなるようにしようという意気込みでスタートしました。

 

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環境配慮型製品という定義も、普通とは少し違います。

 

ストローをプラスチックから紙に変えたって、ポイ捨てはなくならないのではないかと考えています。

 

そこで、真のCSV経営(共通価値の創造)について考え、コアラマットレスやWeWoodのような会社の製品を紹介することとしています。

 

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何ができるかということを考えるより、何をするかという行動のほうが大事だと思います。失敗したっていいのです。

 

 

Wemeeは、環境改善に熱心に取り組む企業を応援しています。

 

あなたのちょっとした商品の選択が、明日の地球にとって大きな選択になるように、様々な環境配慮型製品を紹介しています。

 

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